私たちらしさを出したくて選んだ人前式。ゲストにも喜んでもらえるような、温かい式にしたいですよね。けれど、いざ「自由に決めて良いですよ」と言われても、何をしたらいいのか分からない事だらけ。アイディアもなかなか思い浮かばないと思います。
そこでこの記事では、一般的な「人前式の流れ」と、その流れに合わせた、「13の演出アイデア」をご紹介します。お二人らしさのある、温かい人前式を作り上げるための参考になりますように。
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人前式の一般的な11の流れ
- 列席者の入場
- 新郎新婦の入場
- 開式のことば
- 誓いのことば
- 指輪の交換
- 「結婚誓約書」または「婚姻届」にサインをする
- 結婚の成立の宣言
- 承認の確認
- 立会人による代表挨拶
- 閉式のことば
- 退場
アレンジは自由!けれどたった一つだけ決まりが…
人前式のアレンジは自由自在。流れを短縮しても、反対にアレンジを増やしてもOK。
けれど、たった一つだけ決まっている事があります。それは、「ゲストに対して結婚の誓いをする」ということです。人前式の目的は、お二人にとって大切な友人や家族にたいして、結婚の誓いをするためのもの。
どんな形でもいいので、「結婚をします。○○を誓います。」という意思表示だけは行いましょう。
組み合わせ自由自在!人前式のプランアイディア13選
人前式で使える演出アイディア13選をご紹介します。一般的な流れに組み合わせたり、もしくは削ったりをしながら、お二人オリジナルのプランを立てていきましょう。
1:列席者の入場
列席者は、サイン(記帳)をすませてから会場へ入ります。
2:新郎新婦の入場
列席者に迎えられて、新郎新婦のお二人が入場をします。
演出①フラワーボーイ・ガール
フラワーボーイ・ガールとは、挙式のシーンで新婦の前を歩いて入場し、バージンロードに花びらをまく子供のことです。花びらをまくことは、清めの意味も込められています。
画像:アクイール
演出②花びらのバージンロード
花びらをバージンロードに見立てて敷き詰めることで、華やかな雰囲気を作り出す事ができます。
演出③両親と入場
基本は新婦がお父さんと入場する方法。けれど、新郎・新婦ともに、両親とバージンロードを歩くことで、両親への感謝の気持ちを込める事ができます。
画像:ゼクシィ
演出④リングボーイ
リングボーイとは、リングピローを運ぶ少年の事を言います。「新郎」が入場をしてから「リングボーイ」が登場をし、その後に「新婦」が入場をします。
出典:みんファミプラス
演出⑤ベールガール
挙式のシーンで、新婦入場の際に花嫁のベールの裾を引きずらないよう持ち上げて歩く役割の女の子のことです。
出典:すぐ婚navi
3:開式のことば
司会者が人前式がはじまることを伝えます。
演出⑥新郎が司会をする
人前式の司会を全て新郎が仕切るのもおもしろいですよね。「それでは始まります!」「誓いのキスをします!」など、少し笑いを誘うような司会だと、ゲストにも楽しんでもらえるはずです。
画像:マイナビウーマン
演出⑦ブーケプロポーズ
ゲストのお席に、あらかじめ一輪ずつ花をセットしておきます。新郎が入場するときにゲストから花を受け取り、そのお花をブーケにして新婦に渡します。新婦はOKの返事の代わりに、そのうちの一輪を新郎の胸ポケットに入れます。
まだプロポーズをしていない場合などにおすすめ。
4:誓いのことば
列席者の前で、新郎新婦が誓いのことばを読み上げます。お二人らしい演出ができるポイントの一つです。
演出⑦オリジナルの誓いの言葉を
人前式での誓いの言葉に決まりはありません。お二人らしいオリジナルのある言葉で、ゲストの皆さんに結婚の誓いをしましょう。
人前式での誓いの言葉を作るときは、「人前式での「伝わる誓いの言葉」を作る為の4つのステップ」の記事を参考にしてくださいね。
演出⑧友人に牧師の立場になってもらう
誓いの言葉は、お二人で行うのが一般的。けれど、友人に「牧師役」を依頼する方法もあります。友人に誓いの言葉を言ってもらい、その言葉に対して、お二人で「誓います。」と述べます。
お二人にとっても、友人にとっても思い出に残る式になりそうですね。
牧師役をお願いする場合の誓いの言葉の作り方は、「人前式での「伝わる誓いの言葉」を作る為の4つのステップ」で詳しくご紹介していますので、参考にしてくださいね。
5:指輪の交換
結婚の誓いを、目に見える印として、新郎、新婦の順に結婚指輪の交換をします。
演出⑨リングリレー
ゲスト席に1本の紐を用意しておきます。指輪の交換の時間になったら、ゲストの皆さんにその紐をつたって、お二人の元まで指輪を届けてもらいます。どちらが先に指輪を届ける事ができるか、競うのも面白いですね。
出典:hashiphoto
演出⑩リング以外の交換
指輪以外のものをプレゼントするのもステキです。これができるのも、人前式ならでは。手紙・ネックレス・時計・万年筆・相手の欲しいものなど、一生に一度の思い出になるものを贈りましょう。
出典:greenz
6:「結婚誓約書」または「婚姻届」にサインをする
必要事項を記入しておいた「結婚誓約書」または「婚姻届」に、新郎新婦、列席者代表の証人がサインをする。
7:結婚の成立の宣言
司会者が「結婚誓約書」または「婚姻届」を列席者に見せて、ふたりが結婚したことを宣言する。
8:承認の確認
演出⑪キャンドルを使った承認
ゲストには式場に入るときにキャンドルをお渡しし、新郎新婦が指輪の交換をしたあと、新郎新婦のキャンドルの炎をご両家のお父様に点火。そこからキャンドルリレーがスタートします。(チャペルで照明おとすと幻想的です)全てのキャンドルに灯がともされたら、キャンドルの炎を一斉に吹いてもらうという、承認のセレモニー。幻想的で、あたたかい雰囲気に包まれそうですね。
出典:ゼクシー
演出⑫バルーンリリース
ゲストに風船をお渡しして、掛け声に合わせて空に放ちます。バルーンリリースは、「愛を誓ったおふたりの幸せが天に届きますように」という想いを込めて行うと、その願いが伝わると言われています。欧米では天高く舞う風船に「永遠に続く幸せ」という想いを込めて行っているそうです。
出典:聖ラファエル協会
9:立会人による代表挨拶
ご兄弟や友人に、代表の挨拶をお願いします。披露宴で言う、友人のスピーチのようなものです。「おめでとうございます」という気持ちを代表で伝えます。流れとしては以下を参考にしてくださいね。
10:閉式のことば
司会者が閉式を告げます。
11:退場
新郎新婦が退場をした後に、ゲストも退場をします。
演出⑬フラワーシャワー・シャボン玉・クラッカー
退場をする際に、ゲストの皆さんで道を作り、その間を新郎新婦が歩いていきます。そのときに、ゲストの皆さんにフラワーシャワーやシャボン玉を渡しておくと、ステキな演出になります。盛り上げたい場合は、クラッカーなどでお見送りするものおすすめです。
最後に:人前式なら失敗さえも微笑ましい
自由に組み合わせができる人前式。「本当にこれで大丈夫かな。失礼じゃないかな。」そんな風に心配になるかもしれません。けれど、人前式の目的は、大切な友人や家族に結婚を誓うこと。それさえできていれば、段取りが悪くても、想い通りの演出ができなくても、それこそがお二人らしさとなり、微笑ましくみえるものです。
きちっと成功させるよりも、会場の雰囲気の方が大切。肩の力を抜いて、愛のこもった人前式にしてくださいね。