結婚式のご祝儀の相場ってどれくらいなんだろう・・・。とお悩みではないでしょうか?もしくは、結婚式に参加をする予定だけれど、新郎新婦と自分の関係上、どの程度のご祝儀を包むのが良いのだろうか?とお悩みではいでしょうか?
特に結婚式に初めて参加するという方や、ご夫婦で参加をするという方には悩ましいところだと思います。今回は、結婚式のご祝儀の相場と基本的なマナーについてご紹介します。
適切なご祝儀を包むための参考にして頂ければ幸いです。
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一般的な結婚式のご祝儀の相場は3万円
結婚式のご祝儀の金額は地域や関係性によっても異なるため、一概に相場としてどの程度というのは言いにくいものです。参考となるデータとして、般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が平成19年に実施したアンケート結果によると、友人や知人の結婚式に参加する際のご祝儀としては3万円が一番多いようです。
データ出典:http://www.zengokyo.or.jp/news/19syugi/page04.html
ご祝儀を包む際の3つのマナー
結婚式のご祝儀は新郎新婦との関係性によって金額が変わります。では、どの程度金額に違いが出てくるのでしょうか?詳しくご説明をする前に、結婚式のご祝儀に関する基本的なマナーについて知りましょう。
1.偶数の金額はできるだけ避けよう
偶数は、分かれることができるので「別れ」を連想させてしまうと言われています。以前ほど気にする方は少なくなってきているとはいえ、金額が偶数になるのは避けておいた方が良いでしょう。ただし、2万円は「夫婦」や「ペア」という認識をされるようになったおかげで、偶数ではありますがOKとされるようになってきました。
ポイント
以前までは2万円のご祝儀の場合、1万円札1枚と5千円冊2枚の合計3枚で奇数になるように配慮をしている方もいらっしゃいましたが、現在では1万円2枚のご祝儀でも良くなってきています。ただし、地域や家庭によって風習が変わりますので、迷った場合は、一緒に参加をする周りの友人に相談した上で決めるのが良いかもしれませんね。
2.不吉な数字になってしまう金額は絶対にNG
4万円や9万円というような「死」や「苦しみ」を連想させてしまうような数字はご祝儀ではタブーとされています。マナー違反だと思われないようにするためにも、くれぐれも気をつけましょう。
3.お札は新札がマナー
結婚式は、新郎新婦にとって新たなスタートをお祝いする日です。そのため、ボロボロのお札はマナー違反となってしまいます。必ずご祝儀に入れるときのお札はキレイな新札を用意するようにしましょう。どうしても新札が用意できない場合も、シワが無くなるようにアイロンなどで出来る限りキレイな状態にしておきましょう。
ポイント
新札をご祝儀袋に入れるときにも注意をしましょう。中袋に入れるときはお札を表向きにして入れるのが基本です。人物が描かれている方が表になりますので、お札を出したときに人物が描かれている部分が上に来るように入れましょう。
大まかな新郎新婦との関係性によるご祝儀の相場
それでは、ここからは新郎新婦との関係性によるご祝儀の相場をお伝えしてしいきます。リクルートブライダル総研のデータでは、平均相場としては下記のようになっています。
- 新郎新婦と友人の場合:3万円
- 新郎新婦が自分の部下にあたる場合:3.9万円
- 新郎新婦が親戚の場合:6.5万円
- 新郎新婦が教え子の場合:3.7万円
※データ出典:リクルート ブライダル総研調べ
まずは、大まかなイメージとしてどの程度なのかを頭に入れておきましょう。
新郎新婦との細かい関係性ごとのご祝儀の相場
先ほどご紹介した例は、かなり大枠のイメージとなっておりましたので、ここからはもう少し細かい関係性による結婚式のご祝儀の相場についてご説明致します。ご自分と新郎新婦の関係性に照らし合わせて頂いて、参考にしてください。
※100%正しいというものはございませんので、あくまで目安としてご参考ください。
新郎新婦と友人・先輩・後輩の場合
新郎新婦と友人の場合や、先輩・後輩にあたるときは下記を目安にすると良いでしょう。
- 新郎新婦と友人の場合:2〜3万円
- 新郎新婦が先輩の場合:2〜3万円
- 新郎新婦が後輩の場合:3〜5万円(4万円はNGです)
友人との関係性により金額に変動はあると思いますが、基本的には上記の金額を目安として良いでしょう。
新郎新婦が仕事の同僚・上司・部下の場合
- 新郎新婦が仕事の同僚の場合:3万円
- 新郎新婦が仕事の上司の場合:3万円
- 新郎新婦が仕事の部下の場合:3万円
基本的には、会社関係の方は3万円前後をご祝儀とするのが良いでしょう。
ポイント
会社の部下に対してのご祝儀は3万円包んでおけば失礼にはあたりません。ただし、主賓として参加する場合や祝辞を依頼されている場合は、5〜10万円程度をご祝儀として包む方が良いでしょう。披露宴に参加するだけでも10万円程度を包む方もいらっしゃいますので、新郎新婦との関係性の深さを考慮に入れてご祝儀を検討するようにしましょう。
新郎新婦が親族の場合
新郎新婦が親族の場合は、下記の金額が目安として参考になるでしょう。
- 新郎新婦が兄弟・姉妹の場合:5〜10万円
- 新郎新婦が従兄弟の場合:2〜3万円
- 新郎新婦がおい・めいの場合:3〜5万円
- 新郎新婦がおじ・おばの場合:2〜3万円
親族は関係性によって金額の違いが出ます。身内の結婚式で恥をかいたり、新郎新婦に恥をかかせないためにも、上記の目安を覚えておくようにしましょう。
ポイント
兄弟・姉妹の場合は5〜10万円とお伝えしましたが、新郎新婦が兄・姉にあたり、ご自分が学生であったり、まだ20代で若い場合などは、2〜3万円のご祝儀でも問題ありません。
夫婦で結婚式に参加する場合のご祝儀の相場
親族の結婚式があり、夫婦そろって結婚式に参加する場合や、新郎新婦と家族ぐるみの付き合いで、夫婦そろって結婚式に参加する場合もあるでしょう。ただ、ご祝儀をどうすれば良いかという点は意外と知らないものです。そういったときに、下記を一つの目安にして頂ければと思います。
新郎新婦が親族の場合
- 新郎新婦が兄弟の場合:10万円
- 新郎新婦が親族の場合:5万〜10万円
- 新郎新婦が友人・同僚の場合:5万円〜7万円
こちらも、新郎新婦との関係性によって違いが出るのですが、上記の金額を包めば失礼にあたることはありません。
注意点!
夫婦で参加する場合に、「夫婦で3万円で良いだろう」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には、一人分のご祝儀×2人分と考えるようにしましょう。ご夫婦で参加したとしても、あくまでお食事や引き出物は参加した人数分費用としてかかります。関係性を考慮して、5万円、7万円、10万円から選ぶようにすると良いでしょう。
最後に
今回は、結婚式のご祝儀の相場についてご説明を致しました。結婚式のご祝儀に厳密な決まりはありません。今回ご紹介した例もあくまで一般的な金額をご紹介したものです。ご祝儀は、新郎新婦へのお祝いの気持ちをお渡しするものです。新郎新婦への日頃の感謝や、お祝いの気持ちを込めて金額を考えるようにしましょう。