結婚指輪は一生物のお買い物。ホワイトゴールドやピンクゴールドなど、ゴールド系はリーズナブルで求めやすいのですが、耐久性や、将来変色してしまわないのか不安ですよね。永遠の輝きと言われている“プラチナ”を購入してしまえばそれでいいのですが、ゴールドの色味の方が好みだったり、お値段的にも大幅に変わるので、なかなか思い切りが付きません。
そこでこの記事では、プラチナか、ゴールド、どちらにするかの決断をお手伝いする為に、ゴールド系とプラチナのそれぞれの特徴や、アフターケアまで合わせた知識をご紹介します。
満足のできる一生のお買い物になりますように。
スポンサーリンク
「ゴールド」も「プラチナ」も結婚指輪に適した素晴らしい素材
「プラチナのほうが希少価値が高い!」
「ヨーロッパならホワイトゴールドが人気!」
結婚指輪の素材については、様々な意見があり、とても悩まれている事と思います。ですが、もっと柔軟にジュエリーを考えていきましょう。
本来なら、「プラチナ」も「ゴールド」も、どちらも結婚指輪に適した素晴らしい素材です。どちらを購入しても、正解も不正解もないんだという事を前提に、リラックスして選んでいきましょう。
とは言っても、どちらも素晴らしい素材ながらも、わずかな違いや特徴がありますので、これから詳しくご説明していきます。一生物のお買い物をする前の、参考にしてくださいね。
プラチナとゴールド系のそれぞれの特徴
プラチナ
プラチナの特徴はその柔らかさとしなやかさです。金に比べると変形しやすいのですが、元にも戻しやすい性質をもつ金属です。プラチナならではの柔らかく曲がる特性を生かした宝石のセッティングやデザインがあります。
色:白色
変色:プラチナは素材自体の色が白いので、メッキがはがれてもほとんど色が変わらないのが特長です。
プラチナもホワイトゴールドも白い輝きを放つ貴金属ですが、同じ白でも少し違いがあります。
最大の違いは長年の使用で傷がついたり、こすれたりすることでメッキがはがれた際の色の違いです。
メッキがはがれた際の地色の違いが注目され、プラチナを勧めるお店が多い最大のポイントとなっています。
ゴールド系
ゴールドはプラチナよりも硬く、硬いゆえのキラキラとした面の輝きが特徴です。ゴールドの面の張り、硬さと加工のしやすさを生かした繊細なジュエリーが存在します。
プラチナに比べ、変色はありますが、非常に安定した素材なので、自然と変色してしまうようなことはほとんどありません。変色してきた場合でも、再メッキで元に戻すことが可能です。
ホワイトゴールド
色:白色
特徴1:
変色:ゴールドにホワイトシルバー色の加工をしているので、メッキがはがれることで地色が出てくることがあります。
ピンクゴールド
- 色:ピンクがかったゴールド
- 特徴1:金・銀・銅の合金です。特に銅が多く含まれているので、美しいピンク色(コパー色)をしています。
- 特徴2:銅は硬くなりやすい特徴があり、サイズ直し不可のメーカーが多い
- 変色:だんだんとピンク味が強くなるが、その差はほとんど分からない
イエローゴールド
- 色:イエローがかったゴールド
- 特徴1:金銀堂の合金。ピンクゴールドよりも、堂の配合率が低くなる。
- 変色:イエロー色が強くなる
- 変色:だんだんとイエロー味が強くなるが、その差はほとんど分からない
強度のランク
- ピンクゴールド(Hv150)
- イエローゴールド(Hv140)
- プラチナPt900(Hv135)
- ホワイトゴールド(Hv130)
- プラチナPt950(Hv125)
ゴールドは必ず18Kを選ぼう
- 24K:金は他の素材に比べて柔らかいので、純度100%の24Kは、耐久面では頼りない
- 14K:金の純度が低くなり、耐久性が高くなる分、繊細な細工を行なうことができなくなる
耐久性と、デザインの細工性をふまえて、最も指輪の美しさを引き立たせることができるのが18Kです。
18K以外の金属の含有量を調整することによって、ホワイトゴールド・ピンクゴールド・イエローゴールドというように、18Kに色味を加えることができます。
ゴールドの自宅でのお手入れ方法
シルバーとは違い、ゴ—ルドの場合は洗浄液は使いません。中性洗剤をつかってお手入れしていきましょう。
- 流水で水洗い
- 中性洗剤をぬるま湯に溶かして洗う(汚れがひどい時は、歯ブラシでポンポンと軽く洗う)
- ぬるま湯でゆすぐ
- 流水でゆすぐ
- 乾いたタオルでポンポンと水気をとる
素材選びよりも重要!3つのアフターメンテナンスを確認しよう
素材選びよりも大切な、アフターメンテナンスの確認。いくら良い素材の指輪でも、アフターメンテナンスが揃っていなければ、いざという時に対応する事ができません。
アフターメンテナンスは下記の3つの項目を確認しておきましょう。
1:「新品クリーニング」の有無
自宅でのお手入れでは間に合わない汚れや変色は、購入店で、新品のようにクリーニングしていただけることがあります。
約5〜6000円前後でクリーニングができるので、購入店でもできるかどうかの確認をしておきましょう。
2:コーティングのしなおし
プラチナもゴールドも、表面にはメッキのコーティングをしています。長年使っていれば、傷がつき、変色も見られるようになります。そんな時、もう一度メッキのコーティングをしなおしてくれるお店もあるので、購入する際に必ず確認をしましょう。
無料か有料かの確認と、有料の場合は、値段も聞いておきましょう。
3:格安で、新品の「同じデザインの丁度良いサイズ」に交換
長年つけていれば、だんだんとサイズが合わなくなってしまう事もあります。そんな時のために、格安で、同じデザインの丁度いいサイズの指輪を、新品で購入できるお店もあります。
できる場合は、値段の確認もしておきましょう。
まとめ:問題がおきてもアフターメンテナンスですべて解決!
プラチナはジュエリーとしては日本が世界最大の消費国で、ヨーロッパやアメリカではホワイトゴールドが盛んに使われているということです。
つまり、どっちでもいい。どちらを選んでも、問題が起きたときは、アフターメンテナンスなどで、それぞれの改善策があるので、不安に思わず、予算とデザインを見ながら、好きな指輪を選ぼう。