私はアラサーになってから婚活を始めましたが、20代の頃から結婚したくないわけではありませんでした。アラサーまで結婚ができていないだけなのです。そのうち運命的な出会いがあって、結婚することになるのだろうと、のんびりかまえていたら、気がつけばアラサーになっていました。学生時代の友人からの年賀状、名前が変わっていたり、ベビーの写真があったりで、あ、もしかしたらそろそろ婚活しないとまずいのだろうかと、あせり始めています。
そんな思いを抱く、アラサーという言葉を意識して、あせり始めた女性のために、アラサーになっての婚活について考えていきましょう。
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●アラサーは婚活を焦る必要のない年齢?
アラサーとは30歳前後の年齢、27歳から33歳のことです。本当ならこの年齢、結婚を焦る必要などないはずなのですが、なぜあせってしまうのでしょう。
日本の平均初婚年齢、2015年ですと男性は31.1歳、女性は29.4歳ですから、まさにアラサーは結婚適齢期なのです。
結婚適齢期なのだから、今から婚活しても遅くはない、その気になれば、すぐに相手は見つかると、ほっとしたいところですが、現実にそううまくはいきません。婚活のスタートは、1年でも早いほうがいいのです。婚活に参加しているのは、すべて適齢期のアラサー世代だけではありません。のんびり恋愛を楽しんでいればいいと思えるのに、20代前半の女性も婚活に参加しているからです。男性は結婚相手として、自分より年下の相手を求めることが多いのですが、適齢期の男性の平均年齢31歳で年下となると、20代になってしまいます。婚活する気があるのなら、1日でも1年でも早いほうがいいという意味が、お分かりになりましたか。
若いだけの女性がいいなんて、そんな男性ならこっちからお断りと思えるなら大丈夫です。年齢だけではない、あなた自身の魅力で、婚活を勝ち抜く方法を考えればいいのですから。ではアラサーになってからの婚活とは、どんなことをすればいいのでしょうか。
●結婚相談所
独身の男女のデータを集め、マッチングしてくれるのが結婚相談所です。昔は世話好きのおばさんやおじさんがいて、その地域に住む独身者の情報をもとに、それぞれに声を掛けて縁結びをしていました。今でもそういったことをしてくれる人はいますが、知り合いに自分の結婚問題に口出しされるのはいやだと思う人も多いようです。そういった場合は、ビジネスとしてやっている結婚相談所のほうが、気楽に頼めるでしょう。
全国展開している大手の結婚相談所から、個人でやっているこぢんまりとした結婚相談所まで、いろいろなタイプがあります。この結婚相談所、いいところばかりではありません。ネットの口コミや広告を、そのまま信じることなく、慎重に見極めたいところです。利点と欠点について、まず考えてみましょう。
○結婚相談所のいいところ
・相手の身元がはっきりしている。
会員登録するときに、独身証明書、年収証明書、各種資格取得証明などを提出する必要があるため、相手の身元がはっきりしています。
・結婚したい人しか登録していない。
恋愛がしたいなら、結婚相談所は不向きです。ここに登録しているのは、結婚を第1に考えている人ばかりですから、前向きに相手を探せます。
・マッチングがうまくいかなくても次がある。
知り合いの紹介だと、断るのにも気を遣います。結婚相談所の紹介なら、1度会って気に入らなければ、断ることは簡単です。
○結婚相談所の悪いところ
・データと顔写真だけで選ばれる
選ぶあなたのほうも、同じようにデータと写真だけで相手を選んでいるのですから、こういうシステムなのだとわかってはいるでしょう。それでもやはりきびしいものを感じることになります。第1が年齢です。20代ですと、まだ選ばれる確率は高めですが、30代になった途端に、選ばれる回数が減っていきます。あなたがもっているたくさんの魅力を、伝えたくても選ばれなければ無理なのです。あなたも妥協して、希望する年齢よりも上の相手を選択肢に入れるしかありません。
・優良会員は退会済み
とうに成婚して退会した会員を、まだいるように装っている結婚相談所には注意してください。こんな好条件の会員もいるのだと期待して申し込んでも、即座にお断りされて他の人をすすめられるでしょう。
・期間延長の罠
短期間で何人もとのマッチングをしてくれない結婚相談所は、疑ったほうがいいようです。さらにオプションなど加えて、どんどん会費が吊り上がるようでしたら、継続するのもやめましょう。結婚相談所は会員の会費で運営されています。入会してすぐに成婚されては、たいした儲けになりません。そのためずるずると引き延ばし、相手を紹介してくれないのです。そんな疑問がわくほど、紹介率が悪いところは、期間延長をすすめられても断るべきです。
・データだけではわからない相手の人間性
合コンなどで知り合うと、短期間とはいえ、相手の性格が少しはわかります。自分のことしか話さない、酔うとやたらボディタッチをしてくるなんて、即座に選択肢から省くことができるでしょう。結婚相談所の紹介で、初めて会う相手はどうでしょうか。悪い口コミで一番多いのは、まともに目を見て話せない男性の多さです。データを見ると、年収も学歴も申し分ないのです。外見も写真よりは多少見劣りしますが、普通ラインというところでしょう。ところがメール交換をしたときには、普通に会話ができていたのに、会話がまったく成り立たないのです。
初回で緊張しているというのは、言い訳にはなりません。大人なのですから、相手への気遣いとして、楽しい会話を心掛けることは必要でしょう。それができない相手と結婚して、うまくいくと思いますか?
・よい結婚相談所には、それだけライバルがいる
成婚率も高く、大手が運営しているので安心できる結婚相談所は、マッチング相手が数多くいます。しかしライバルもまた、数多く登録しているのです。その中から、勝ち抜いていかねばなりません。年齢で最初から負けているなどと思わずに、メンタルを強くしてがんばりましょう。
●婚活パーティ
業者がセッティングするパーティだけでなく、最近は自治体が主催する『街コン』も盛況です。こういったパーティ、独身女性がいけばさぞやモテモテで、女王様気分を味わえるかもしれないなんて、間違っても期待してはいけません。
女性の参加者のほうが多いのが、婚活バーティの実態です。気合いをいれて、清楚なスタイルにナチュラルメイク、女性らしさを前面に押し出したライバルばかりですから、弱気になったらそこで負けます。参加条件に年齢がありますが、20代前半も参加可能なパーティは、参加しないほうがいいでしょう。アラサー専用のパーティに参加するべきです。当然男性参加者も、年齢が高めになります。40代から50代、しかも初婚ではない男性もいるのです。思い切って40代前半をねらうのも、ありではないでしょうか。
●ネットのマッチングサービス
女性会員は、あまりお金のかからないシステムになっているのが魅力の1つです。毎日スマホに新会員の情報が入ったりしますから、婚活するには意外にいいサービスです。フェイスブックを利用し、サイトで交流するうちに、互いのことを知り合えるので、リアルに会うときも、自然な感じで会えるのではないでしょうか。共通の趣味がある相手を探すには、最適でしょう。
ただ複数人との交流が可能なので、あなたが本命になれる可能性は、はっきりわかりません。毎日スマホをのぞく人には、すぐに返事ができて、相手の反応がわかりやすいので、がんばればいい結果に繋がるでしょう。婚活先は、まだまだあります。問題はあなたが、どれだけの時間を使え、いくらまで支払う覚悟があるかです。かけたお金と時間が無駄にならないよう、自分に合った婚活方法を見つけて、がんばるしかありません。
●婚活の前に考えよう、どんな結婚がしたいのか
恋愛から結婚に向かう場合、相手のことがよくわかっているので、新生活もイメージしやすいでしょう。ですが婚活で知り合う相手とは、どんな生活になるのかまるで予想がつきません。
あなたはどんな相手と、どんな結婚生活を望んでいますか?それによって、婚活で選ぶ相手も違ってきます。
○外見重視
生まれてくるだろう子供のためにも、自分の満足感のためにも、顔やスタイルがよくなければだめ。そんな基準を持っているなら、婚活はきびしいでしょう。イケメンで話しやすいタイプだったら、カノジョがいないことが不思議です。たまたまカノジョなしの優良物件だったとしても、競争率はかなり高くなるでしょう。何よりそういう男性は、20代前半の女性をねらいます。
どんなイケメンも、毎日見ていたら飽きます。それに30年後には、年齢に相応しい老いた顔になります。顔立ちがよければそのほうがいいのは確かですが、それだけで選んではいけません。自覚のないイケメン、これが狙い目です。もう少し痩せたら、服のセンスをアップさせたら、眼鏡の形を変えたら、それだけでイケメン度アップという、無自覚イケメンはいかがでしょう。
結婚生活の中で、彼を変えていくのはあなたです。食事に気をつけてあげる。服はあなたがコーディネイト。眼鏡はコンタクトにするか、似合うお洒落なスタイルに変える。彼をあなた好みのルックスに変えていくのは楽しいでしょう。
○収入、職業重視
年収は多ければ多いほどいい。職業はハイスペックであるのが望ましい。
そこだけで決めるとなると、意外に選びやすいかもしれません。高収入で、仕事に忙しい男性は、女性と付き合う暇がないのです。婚活先でいい相手が見つかれば、すぐにでも結婚したいはずです。ただし40代以上の男性が多いことは、覚悟しておくべきです。結婚が目的で女性と付き合うなら、恋愛期間なんてなくても構わないという、合理的な考えの持ち主が、多いのではないでしょうか。こういったタイプは、女性の学歴や職歴にもこだわります。あなたが選ぶ相手は、何人もいるかもしれませんが、相手に選ばれるかどうかはわかりません。ハイスペックな男性は、選ぶ相手にも自分と同等のものを求めます。あなたはその期待に応えられますか?
大丈夫、自信があるというのなら、どんどん押していきましょう。ただしそのハイスペックな彼は、結婚後も仕事人間でいることは間違いなしです。あなたには完璧な主婦であり、母親であることを求めてくるでしょう。幸せな結婚生活を送りたいなら、あなたは一生、よい妻であるために努力しなければいけません。
○人柄重視、イケメンよりイクメン
素晴らしい選択基準です。人柄がよくて、育児や家事に積極的に参加してくれるような男性なら、あなたは幸せな結婚生活を送れるでしょう。ただしこの場合、外見があなたの好みと大きく外れている場合があります。また収入も、思ったより少ないかもしれません。
収入が少なければ、優雅に友人とランチを楽しむような、余裕ある専業主婦になるのは難しいです。少しでも豊かな暮らしをするために、パート務めは必須になるでしょう。恋愛結婚なら、そんな苦労も覚悟ができています。彼の能力はよくわかっていて、それでもよくて結婚したのですから。ですが婚活で相手を選んだ場合、もっと他に選択肢はなかったのかと、後々になって後悔するかもしれません。
●アラサー婚活で心掛けるべきこと
○謙虚になりましょう
自分が選ぶ立場なのだからと、上から目線で男性を見ていませんか?それが許されるのは、あなたの年齢が高校生から20代の前半までです。卑屈になることはありませんが、謙虚になりましょう。相手の悪いところばかり探して、最初から振り分けせずに、いいところも探すように努力するべきです。
自分もまた、上から目線で選択されていることを、忘れてはいけません。高慢な態度でいたら、せっかくいい出会いがあっても続きません。
○家事は少しでもできるように
10代の女子が、とんでも料理を作ったら笑えます。けれどアラサー女子が、何一つ料理ができなかったら、やはり結婚相手としては選ばれないです。料理なんて下手でも許されるのは、大恋愛で結ばれたカップルだけです。将来、生まれるかもしれない子供のためにも、普通に食べられるものを作れるように努力しましょう。
結婚したら家事は分担するから、自分はできなくてもいい。そんなふうに思っていませんか?分担というのは、どちらも同じように分け合うことです。当然、あなたにも分担された家事をこなす能力が必要になります。
○そろそろ肌疲れするころです
20代前半は、日焼けしても大丈夫でした。寝不足で隈ができても、眠れば治ったものです。けれどアラサーとなったら、そうはいきません。
見合い相手の男性が、髭をそり残していたり、鼻毛が見えていたりしたらがっかりするでしょう?それと同じように、肌荒れのひどい状態で、初デートに向かったりしないでください。アラサーなら、お手入れをきちんとすれば、まだまだ肌の美しさを保てます。婚活中は、いつも以上に気合いをいれて、お手入れしましょう。
○婚活だけが人生じゃない
頭の中は、婚活でいっぱいになっていませんか?そればかり考えていると、せっかく男性と出会えたとしても、話題が結婚ばかりになってしまいますよ。
男性も同じように、結婚を視野にいれていると思いますが、デートのときはそんな具体的な話ばかりでなく、楽しい話題で盛り上がれるように工夫してください。あまりにも結婚願望が見えてしまうと、男性から引かれてしまいます。
●まとめ
50歳まで一度も結婚したことがない人が、2015年の調査では男性で4人に1人、女性で7人に1人だそうです。あなたはその7人のうちの1人になりたいですか?それとも結婚したいですか?アラサーでも、今、努力すれば結婚の可能性は大きいです。結果が出ない日々が続いても、あきらめずにがんばりましょう。